人の構造が分かれば、いつどんな占術を使うのかが分かる

 

天と地の関係を秘教学で解釈しなおす


四柱推命では、天が気・地が質といいますが、実際はもっと細かく分かれています。

図で示してみましょう。

 

 

 もっとも粗い粒子が肉体で、動物的行動を司ります。常に物質的な欲望があります。
 
 その上の少し細かくなった粒子が、情感で、好き・嫌い、善・悪、苦しみ・楽しみ、
 不安・安心、損・得、自信・迷いといった部分を司り、物事を分けて考える2分思考が特徴です。

 そのため、常に流動的で大衆の感情といわれます。

 もっとも繊細な粒子が知性で論理的な思考を司ります。

 知性のもっとも上位に魂が存在します。

 常に、霊的な感性を重要視し、ポジティブな発想をし、後退することはありません。
 従って、困難にも強い人です。

 魂に近いレベルの知性が、賢者のレベルといわれ、人格完成された人で、ものごとをすべて包括的に理解できます。

 この融合的理解ができる人が、世界的な指導者になると、戦争や貧困は解決されるでしょう。

 さて、占星学は、魂の特徴を診断する道具です。
 宿曜経・紫微斗数推命は肉体に近い、情感的部分を診断する道具です。
 四柱推命は、比較的オールマイテイです。
 

  メンタル体の上がブッディ界です。

 メンタル体の限りなく上部で直感の下辺りに「魂」が位置しています。

 ブッディ界の上が、アートマ界、その上がモナド界。

 その上が本当の意味での神、ロゴスという構造になっています。

 好きとか嫌いといった感情のアストラル体を中心に生きている人というのは、
自分で作り上げた感情に振り回されて、苦しいと感じたり、悲しいと感じたり、寂しいと感じたりしているのです。
こういう感情がもし自分の中にあれば、アストラル体で反応しているのです。

メンタル体で生きている人は、沢山本を読んで、沢山理解して、沢山知識があるので、
その結果とても冷静である、こういった特徴があります。

今の人類は、この知性の段階に入っています。

しかし、この知性で生きている人の大きな欠点は、不正確な理解で失敗すると、
何十年も人生をそのまま、失敗の状態で過ごしやすいということです。

メンタル体の上のほうにある「魂」になると、知性ではなく意思になります。
魂で考える、魂で行動している人というのは、意思と同じことですから、一つのことを10年以上継続して努力することが出来るのです。

 誤解しないでいただきたいのは、ここで言う「意思」というのは、「さあやるぞ」といったやる気のことではありません。

これはアストラル体の感情です。意思というのは、大いなる計画を知って自分の役目を粛々とやってゆきます。

 冷静で無理がなく、好きだとか嫌いだとか、いい悪いなどではなく、大いなる計画を知って、
それにその中の役目を自分はここだからそれをやってゆくといった、シンプルな生き方になるのです。

魂で判断したことは間違いないのです。

 魂は、ブッディ界から上と通信できる唯一の限界点にいるのです。

魂の波動というのは間違いがないのです。魂で感じたことはやってみると必ず成功するのです。

 肉体のコントロールが出来ない人、病気がちな人、癌や大病、朝起きて仕事に行くことが出来ない人などは、
この感情、アストラル体が病気ですから、アストラル体を治さないといけません。

 その感情をコントロールしようとするのは知性です。

しかし、知性は不正確な理解をしてしまうと人生を大きく失敗してしまいます。

知性をコントロールするのは意思の力です。

 魂と接触をして、意思の力で知性をコントロールしなければなりません。

沢山本を読んで知性に磨きがかかった人は、魂との接触をして、
魂の計画を知ってその意思で知性を使うようにしないと、失敗してしまうのです。

 最も難しいと言われている司法試験に合格する為の塾を開いているカリスマ教師がいるのですが、
この教師が生徒に初めに聞くことがあります。

 それは「弁護士になって何をするのですか?」「何のために弁護士になるのですか?」と言う質問なのです。

この動機が非常に重要で、資格を取ったら給料があがる、社会的地位が上がる、人に尊敬される、
などと動機が自分にある場合は、続かないのだそうです。

 勉強は楽ではありません。

利己的であればあるほど、苦しいときを乗り越えるだけのパワーが出てこないのです。

ですから、弁護士の資格を取った先のビジョンが描けず、動機が自分にある人はこの塾には入れないのだそうです。

継続性があるかないかは、動機をたどればわかります。

結果が出ない人は、動機が悪いという事です。


 このように、四柱推命の講義では、天干は精神をあらわし、地支が肉体をあらわす、
といいますが、実際はもっと細かく分かれているのです。

 さて、結論を言いましょう。

 1.強烈な意思のパワーで知性をコントロールする。

 2.コントロールされた知性で物事を識別する。

 3.コントロールされた知性で感情をコントロールする。
 
  こうなれば、不安・迷い・恐れ・どうしようどうしようという思い・よけいな罪悪感 こんな感情がきれいに消滅していきます。

 

本内容は、星平会海DVDセミナー と 賢者への道 人の構造と進化 からの抜粋です。


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