姓名判断の画数の源流
 
   
  1は大成功する最大の吉数、2は気力の乏しい最大の凶数、3は成功と名声の吉数
    といった解釈が一般にはされています。
  しかし、それがなぜそうなるのか?という説明は、ほとんどされていません。
    ここでは、その根本を解説していきます。
  数字の1は、もともと甲(きのえ)、2は乙(きのと)、3は丙(ひのえ)、4は丁(ひのと)、
    5は戊(つちのえ)、6は己(つちのと)、7は庚(かのえ)、8は辛(かのと)、
    9は壬(みずのえ)、10は癸(みずのと)という呼び方をしていました。
  
    ですから、1というと甲を意味しています。
  甲は、大樹で、空に向かってそびえ立ちますから、最大の吉数というようになるのです。
  
    2は乙を意味しています。
  乙は、草花で地面に生えているだけで天に向かってそびえることがないので、
    気力が乏しいとなっているわけです。
    しかし、実際は、安定指向という考え方をするので、太過なく人生を過ごす人が多いのです。
    一般の姓名判断では、2を凶と決めつけていますが、これは正しい解釈ではありません。
  
    3は丙を意味しています。
    丙は太陽ですから、明るく輝く名声という意味になるのです。
    しかし、実際は、騒がしいだけで、内容が伴わない人も多くいるわけです。
    一般の姓名判断では、3を吉と決めつけていますが、これは正しい解釈ではありません。
  このように、このサイトでは、今までの姓名判断とは違い画数を構成する十個の干から、
    その本当の意味を詳しく解説していきます。
  
    したがって、解釈の仕方も、他の姓名判断のサイトとは異なる部分もあります。
  
    しかし、その違いは、このような理由があるからということで理解してください。
   
画数の〔 1 〕は十干でいうと〔 甲 〕となります。 
  
    ◇心理学的に、この十干の並びを一言でいうと次のようになります。
   上昇するジェット気流
  
    ◇十干の配合を考慮して詳しく解釈すると次のようになります。
     上昇しながらだんだんと横に拡大していく気流のようです。
     目的が具体的で明確であり、目的を達成しながら横へ目的を展開して発展します。
     目的からかけ離れた空には関心がなく、干渉もしません。
  
 
  
  
  画数の〔 2 〕は十干でいうと〔 乙 〕となります。 
  ◇心理学的に、この十干の並びを一言でいうと次のようになります。
     我が家に入って来る隙間風、環境音。
  
    ◇十干の配合を考慮して詳しく解釈すると次のようになります。
      四方から我が家に吹いてくる風や音を感じています。
      自分にとって心地よい風や音には窓を全開するが、不愉快な風や音には窓を閉ざしてしまいます。
  
     それくらい、外部環境に敏感なところがあります。
      我が家に影響するものには敏感に反応し、自分に害を与えるかもしれない世界には石橋を叩いても渡らない慎重さがあります。
 
  
  画数の〔 3 〕は十干でいうと〔 丙 〕となります。 
  
    ◇心理学的に、この十干の並びを一言でいうと次のようになります。
   地球を照らす太陽(天照大明神)
  
    ◇十干の配合を考慮して詳しく解釈すると次のようになります。
   太陽系から地球全体にスポットライトを当てる太陽のようです。
      地球から見れば常に存在感がありますが、さらに太陽は地球の裏側まで照らせないかと気にしています。
   自分を中心として世界を観察し、惑星全体の動きとバランスを見つめています。
      太陽の光が届く範囲ではなかば強引に関心を示しますが、自分にとって非現実的な太陽系以外への意識は少ないものです。
   つまり守備範囲をわきまえています。
 
  
  画数の〔 4 〕は十干でいうと〔 丁 〕となります。 
  ◇心理学的に、この十干の並びを一言でいうと次のようになります。
   薪で燃える焚き火<
  
    ◇十干の配合を考慮して詳しく解釈すると次のようになります。
   周囲の薪を上手にかき集めては、その場の寒さや暗闇に暖を与え、光と燈しています。
   母親のようなホッとしたぬくもりと情を基本にした芯の強さがあります。
     絶えず自分の火を燈すために、自分の燃料となる素材かどうかということに関心を示します。
   自分が十分に燃えることで、周囲に心地よい灯りと温かさを提供します。
      ただし、善と悪とを区別する目は誰よりも厳しいものがあります。
 
  
  画数の〔 5 〕は十干でいうと〔 戊 〕となります。 
  ◇心理学的に、この十干の並びを一言でいうと次のようになります。
   陰陽の歯車が噛み合った蒸気機関車
  
    ◇十干の配合を考慮して詳しく解釈すると次のようになります。
   陰陽の歯車ががっちりとかみ合い、方向の決まったレールの上を的確に走る蒸気機関車のようです。
   自分の役割と目的・時間をよく理解して、燃料の補充・時間の遅れなど常にバランスを気にしています。
   十分に燃料が燃えてから出発し、重量(落着き)もあるので脱線することが少ないのです。
   景色を眺めるためだけにスピードを落とすことを嫌います。
   レールの崩壊や台風の影響(環境)で脱線すると、一瞬何をすべきか混乱しますが、ヒステリックになって判断を誤ることはありません。
 
  
  画数の〔 6 〕は十干でいうと〔 己 〕となります。 
  ◇心理学的に、この十干の並びを一言でいうと次のようになります。
   焚き火の中ではじける焼けた栗
  
    ◇十干の配合を考慮して詳しく解釈すると次のようになります。
   熱せられた勢いであちこちに飛んで行く栗のようです。
   頃合いを見て取り上げるとふっくらして甘くておいしいのですが、火加減と時間を間違えると自分に向かってきて、大きなケガを負うこともあります。
   火加減と時間(目的と時間制限)さえ間違わなければ、枠にとらわれないセンスが光ります。
  
     勢い良くどんなところでも果敢に飛び込んで行きますが、飛んだ先で嫌われるとすぐに冷えて味を失ってしまいます。
      つまり、飽きっぽい面があります。
   温かく保温性のある環境で一流の味をかもし出します。時間をかけてじっくり育てることで素材のうまさが引き出されます。
 
  
  画数の〔 7 〕は十干でいうと〔 庚 〕となります。 
  ◇心理学的に、この十干の並びを一言でいうと次のようになります。
  
     自走式大型裁断機
  
    ◇十干の配合を考慮して詳しく解釈すると次のようになります。
   自分の社会的役割を認識して、目的達成のために休むことなく突き進む大型裁断機のようです。
   社会的に不必要と思われるものを次々に噛み砕いて分解しては、部品の収集をして商品化を行なっています。
   大型冷蔵庫をそのまま噛み砕いて、時折刃こぼれを起こして痛みを生じます。
      しかし、刃こぼれの具合を見て(実践主義)裁断方法を修正していきます。
  
     目の前の問題を解決する場合も、自分の理想にあわせて行動していく傾向があるため、友好的に付き合える人間はあまり多くありません。
 
  
  画数の〔 8 〕は十干でいうと〔 辛 〕となります。 
  ◇心理学的に、この十干の並びを一言でいうと次のようになります。
   技を磨く修験道の山伏
  
    ◇十干の配合を考慮して詳しく解釈すると次のようになります。
   高くそびえる霊峰を目指して修行に励む山伏のようです。 
     つまり、まだ見ぬ頂点を極めるために険しき山道、岩山を一歩一歩上っています。
  
     毎日の修行を怠ることなく、妥協することなく細心の注意を払いながら、頂点を常に求めています。
      自己の修行が第一であり、自己の鍛錬を追及するために社会のシステムを利用します。
   物事に一途で頑固、意志を曲げることなく信念が固い。目標に対して粘り強く、自分の初志を貫き通すだけの忍耐力があります。
   永久で不変のもの、完全なものを求める傾向が強く、信仰心の深い人が多い
 
  
  画数の〔 9 〕は十干でいうと〔 壬 〕となります。 
  ◇心理学的に、この十干の並びを一言でいうと次のようになります。
   原子力を信仰する現代科学者
  
    ◇十干の配合を考慮して詳しく解釈すると次のようになります。
   物事を合理的に考え、原子力の威力と性能(科学的役割)を神の力とする理想主義者のようです。
   モーゼやイエスの奇跡を科学的に理解し、イエスの優れた能力を戦術的に高く評価します。
  
     時代が必要としているモノを感情で判断せず、マーケットの動きを観察しながら利用価値があるかを合理的に解釈して、カスタマイズして社会に浸透させていきます。
  
     強い信念と固い岩盤をも破壊する威力を兼ね備えているため、その破壊力が過ぎると自分の科学者としての地位を脅かしかねないこともあります。理論と戦略で、具体的に目に見えるものを実現して行く。
 
  
  画数の〔 10 〕は十干でいうと〔 癸 〕となります。 
  
    ◇心理学的に、この十干の並びを一言でいうと次のようになります。
  
     堅固な城を築いて攻守に闘う戦国武将
  
    ◇十干の配合を考慮して詳しく解釈すると次のようになります。
   厳しい現実の中で闘いに身を投じて、日々少しでも前進することを忘れず、闘争心に駆られては自分の砦を築いて行こうとします。
   自分の喜怒哀楽を抑制し独自の戦略を立てて、一歩一歩確実に前進していきます。
   他人からの干渉を嫌い、すべてを見届けないと安心できないため、順位や秩序、地位や名誉にこだわりを持ちます。
   厳しい闘いの中(現実)でも、不思議とロマンチストで神秘な世界に興味を抱いて実現不可能な世界を追求しているところがあります。