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組織の作り方

 ここでは、組織の作り方人材の配置の仕方について少しヒントを書いてみたいと思います。「命の三法は財・官・印なり」という言葉が中国にはあります。

つまりビジネス社会で商売をしたり、組織で出世していくためには四柱推命でいうところの財星と官星と印星が必要であるということです。

もちろん1人でそれらの全てを有しているのがベストなのですが、そういった人が組織のトップにふさわしいかと言えば現在の世の中ではそうでもありません。

そういった人は、会社で言えば、役員などの実務担当者のトップとしてはふさわしいのですが、強烈な個性、強引さ、力強さが必要とされる現在社会においては、社長や会長といった経営トップには向かないと当社では考えています。

しかし、実際の組織を運営していく上では、この財星と官星と印星は何よりも重要であることは間違いありません。

経営トップにはこれらの財星と官星と印星は必要なくても、実際の実務担当者のトップには財星と官星と印星は絶対に必要です。

つまり、そういった財星と官星と印星を有する人材を会社の経営トップは自分の片腕として準備しなければなりません。

この財星と官星と印星のバランスが良いと組織は発展することは間違いありません。

しかし財星と官星と印星のバランスが悪いとそのひずみは必ず悪い影響を及ぼします。


・財星の役割


これは、人を主管できる能力です。良く言えば、人の心情を素早く察知し、その要望に応える能力があります。その結果財もついてくるのです。悪く言えば人を押さえつける力とスキをつくらない細かさもあり、ケチです。


・官星の役割


これは、組織のために自分を犠牲にできる服務能力です。良く言えば、上司の言うことはたとえ無理があってもなんとか実現しようとする能力です。悪く言えば、サラリーマン的能力ですが、いづれにしろ、官星は組織を管理しまとめていく上では必ず必要な能力です。

・印星の役割


これは、知恵の能力です。良く言えば、色々なアイデアを次々に考え出します。悪く言えば、知謀知略的なものがありますが、いづれにしろ組織が発展していくためには必要なものです。

 

以上の3ツのバランスを取ることが何よりも組織作りで必要なことです。中小企業の経営者で多い過ちは、オーナー自身が「すべての実務を自分がやらないといけないんだ」という強烈な動機がるあまり、社内の人間を育てることができないで失敗する例です。従業員が100人いても何でもかんでも自分でやってしまい、(当然細かいところまでは押さえができません)結果的に失敗した経営者もいます。


このバランスが取れた組織を作るのに必要なことは、自分に真剣な議論を挑んでくる幹部を神様のように大切にすることです。経営者は自分が一番だと考えがちですが、その傲慢さが自分の持っていない能力を持っている幹部を認められないといった結果を招きやすいのです。人事権の全てを持っている自分に、真剣に挑んでくる幹部はそれなりの覚悟と準備を十分にしてやってくるものです。

それを「お前は社長である自分の言うことが聞けないのか!」とやってしまう経営者が実際には多いのです。これでは、”運をドブに捨てている”ようなものです。

自分の能力では補えない部分を補ってくれる大切な幹部として良く意見を聞いてあげると、たとえその場で自分の意見が採用されなくても、自分はこの会社にとって必要な人間なんだと思ってまた良い提案してしてくれるものなのです。