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四柱推命への道 能力別しかり方

 

能力診断は、通変星で行います。

比肩・劫財・・人指向四柱推命への道 野球でいうとそのポジションは?

食神・傷官・・心の開放型

偏財・正財・・納得・支配型

偏官・正官・・管理型

偏印・正印・・好奇心型

というように、5分類して、覚えるほうが、実用的です。

ここでは、能力別のしかり方を、説明をしてみましょう。

 

人指向型

 同じ部署の〇〇君も、これだけ営業実績を出しているのだから、能力的には君にもできるはず。または競合他社が、△の商品を出してきたから、それ以上の商品を企画できないか。といって競争心を刺激するのが効果的です。

但し、劣等感を感じさせると逆効果です。比較する対象は本人が日頃からライバル心を感じている人や会社を引き合いに出すのがベストです。

また、このタイプは人脈形成能力がありますので、とかく実利にならなくても社外にも人脈を作るのが得意ですので、こういった行動を、認めてあげることです。意外にマーケットが求めているものを読み取るセンスはないので、そこに期待をしてはいけません。

 

心の開放型

 社会的な善悪と叱る理由を最初に明確にして叱ることです。このタイプは奇想天外な発想をしますので周囲が理解できないことをやったりします。

しかし、これに対し感情的な叱り方はだめです。ひょっとしたら誰も気がついていないことに気づいており、それを実行しているのかもしれません。

ですから叱られるような行動をした背景にある動機までヒアリングを行いましょう。そしてその動機が善であった場合には、動機を誉め、結果の行動を具体的に細かく指示しなければなりません。

動機そのものが間違っている場合には、結果の行動を叱るのではなく、動機つまり心の感じ方を叱らないと意味がありません。

 

納得・支配型

 行動の背後には必ずこの人なりの理由と計画・戦略性があります。ですから、なぜそういった行動をしたかを最初にヒアリングすること。最初から感情的に叱ったり、頭ごなしに叱ると、自分の考えを理解しない上司と見なされ、4,5年先にはしっぺがえしをうけることがあります。

それくらい戦略的思考ができる人なのです。ですから、その行動の元になった考え方が会社にとって明らかに不利益であれば、考え方自体を納得するまで指導しなければなりません。

行為そのものを叱ってもダメ。行動の背景の考え方が納得のいくものであれば、行動のやり方や仕事の進め方について具体的に援助してあげましょう。

 

管理型

 会社の規則や組織の上下関係に無理無く従うことができる能力ですので、一定の枠をはずれることはないタイプです。ですからよっぽど我慢できないことがあったときにしか叱られるようなことはしないはずです。

つまり、何かがこの人に起きていて、爆発寸前といったことですからその行動の原因を聞いてあげましょう。原因も聞かないで、厳しく叱りすぎると、この人は臆病になって、上司の顔色を見ながらごますりで生きていくようになります。

むしろ、この人の場合は、良く本音をぶつけてくれたと上司は誉めてあげるべきなのです。そうすると、本当の信頼関係ができて、組織がうまくまわっていくことでしょう。

 

好奇心型

 何にでも関心を示し、好奇心から一時は夢中になりますが、その夢中さが実利的であるのかどうか、あるいは会社の方針にあったものかどうか?という面では、ずれている場合があります。

また上司から見て妄想やウソを言っていると判断される場合でも、本人は本当にそのように信じこんでいる場合が多いものです。ですから、じっくりとその考え方の誤り、思いこみの妄想を解くような会話をして、本人の行動の背後にある考え方自体が誤りであったと自覚させることが重要です。

そうでないと何度も思いこみで失敗する可能性があります。しかし、怠け癖、怠惰な生活、仕事振りに関しては、遠慮なく厳しく頭から叱った方が良いでしょう。